特許庁は10月27日、音や動きなど新しいタイプの商標として第1弾43件の登録を認めると発表した。「ファイトーイッパーツ」(大正製薬)、「おーいお茶」(伊藤園)、「ブルーレット置くだけ」(小林製薬)などおなじみの音声やCMメロディーなどが含まれ、同庁は「言語を超えたブランド発信手段として、企業のブランド戦略に大きな役割を果たすことが期待される」としている。
今年4月1日から、従来の文字や図形に加え、音、動き、位置、ホログラム、色彩について商標出願ができるようになり、10月23日までに1039件が出願されている。
第1弾として認められたのは、音が21件、動きが16件、位置が5件、ホログラムが1件。色彩が最も出願数が多かったものの、今回は認められなかった。
「カラリオ」(エプソン販売)、「ふじっ子のおまめさん」(フジッコ)、「第一生命」(第一生命保険)などCMに使われるメロディのほか、ゲームソフトの「バンダイナムコ」(男性の声による1秒の音声)といった音声、映画冒頭の「東宝」マーク、紫色の包みから「菊正宗」の酒びんが現れるシーンの動きなど、おなじみのものが多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング