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「着メロ」商標権、「CLANNAD」のビジュアルアーツが2550万円で落札

» 2010年03月09日 13時53分 公開
[ITmedia]

 東京都主税局がヤフーの「公売オークション」に出品していた「着メロ」の商標権2種類を、美少女ゲーム「CLANNAD」を開発したゲームメーカー・ビジュアルアーツ(大阪市)が総額2550万2000円で落札した。「企業価値の向上につなげる目的」で落札したといい、商標使用の規制や使用料の徴収は「一切考えていない」としている。

 落札したのは、携帯電話など電機通信区分(第38類)の商標(第4194385号)と、広告関連など7つの区分にまたがる商標(第4707135号)。都による見積もり額はそれぞれ157万円、43万円だったが、落札額は950万1000円、1600万1000円と高騰した。

 同社は「着メロという名称は普遍化しており、なくなることはまずありえない。一般名詞に近い商標を取得する機会はなかなかなく、チャンスだと思った」とし、価格分の価値を認めているという。同社はゲームアプリや音楽を配信する携帯電話向けサイトも運営。iPhone、iPad向けアプリも今後開発する予定で、「商標は今後に生かせる」としている。

 公売オークションに出品されるのは、税金滞納者から差し押さえた物品で、特許庁の商標データベースによると、それぞれ現在の権利者はYOZAN。

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