サッカーW杯開幕直前の6月11日ごろから、スポーツ配信サービス「DAZN」(ダゾーン)の料金表示をめぐり、「トラップすぎる」「ダークパターンでは」などSNSで批判が殺到している。
対象は、W杯全試合が見られるサッカープラン「DAZN Soccer」の表示。「980円」が強調され、月額980円かのように見えるが、実際は最初の3カ月のみ980円で、4カ月めからは月額2600円。1年で解約した場合でも総額2万6340円かかる。
Xでは「980円で見られるなら得だと思い、年間契約と知らずに申し込んでしまった」「騙された」「2万6000円が消える新手の詐欺」といった投稿が相次いだ。カスタマーサポートに解約を申し出たが解約できなかった、という報告もある。
今年のW杯は、全104試合をネットでライブ視聴できるのはDAZNのみ。サッカー特化の「DAZN Soccer」(年間プランのみ/通常月額2600円)と全コンテンツ対応の「DAZN Standard」(月額/年間プラン対応/同4200円)で対応している。
DAZN Soccerは4月21日〜8月30日の期間限定で提供。7月20日まで、最初の3カ月が月額980円になるキャンペーンを実施しているが、年間契約が前提のため途中解約できず、総額は最低でも2万6340円になる。
一方、DAZN Standardは、最初の3カ月が月額1980円とやや高いが、月間プランを選べば、1カ月ごとに解約可能。W杯期間を含む2カ月だけ契約し、終了後に解約すれば総額3960円で済む。
DAZNのプラン選択画面ではStandardの「1980円」とSoccerの「980円」を並べ、Soccerが割安のように見せている上、Soccerの「年間プラン」の記載は小さくて分かりづらい。両プランとも「W杯全104試合」と書かれており、「安い方を選べばよい」と判断しやすい構造になっている。
一方で「年間プランと明記されており、不注意を詐欺と呼ぶのは違う」との声も一部にある。
ダークパターンとは、Webサイトやアプリで消費者が無意識に不利な行動を取るよう誘導する設計手法のこと。DAZNは過去にも、退会手続きの複雑さがダークパターンとして報じられた経緯がある。
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