そんな現場で日々対応し続ける松岡さんに、来年初めて確定申告を迎える人に押さえておいてほしいポイントを5点教えてもらいました。
「直前に焦らないようにするには、普段からお金の流れを記録し続けておくことが1番。とはいえ日々業務に追われていると、なかなか難しいですよね……。できるだけ通帳やクレジットカードの明細の自動取り込み機能を活用すべく、業務とプライベートでなるべく分けて使うようにすると仕訳作業は楽になると思います。
逆に、なんでも連携させないことが煩雑さを減らすために有効になることも。例えば、プライベートで主に使用している通帳については、あえて自動取込はせず、家賃や光熱費等の入力だけを1年分まとめて手動で入力した方が手間がかからないケースもあると思います」(松岡さん)。
電話口やメールでのサポートに加え、一部の製品操作サポートでは、ユーザーの画面をオペレーターと共有し、視覚的に操作方法をアドバイスする「画面共有」も利用できます。多様化する質問にあらゆる体制で応えていきたいと、1月以降の繁忙期に向けて意気込みます。
申告作業のお供に、松岡さんおすすめの1冊は「最新 知りたいことがパッとわかる勘定科目と仕訳が見つかる本」(ソーテック社)。入力しようと思っても勘定科目が分からない、仕訳が分からない、という現場の悩みを豊富な索引で解決できます。ポイントは「とにかく現場に即した実践的な『これはどうなのかな?』と迷いがちな事例が多いこと」(松岡さん)というように、お店の食材でまかないを作っている、金券ショップで図書カードを買っている――など、“ちょっと気になる”点を解説しています。
初めて確定申告する人には簡易に使える「やよいの青色申告/白色申告オンライン」のムックもおすすめとのこと。会計や簿記の知識がなくても操作・入力できるようなソフトに沿うように、こちらも事例豊富に解説しています。
最後に、弥生Webサイト上で今年9月にアクセス数の多かった質問トップ15をご紹介します。あなたの気になる疑問、解決しましたか?
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