水深計を初めて搭載した「G-SHOCK FROGMAN」、その特徴は?(2/2 ページ)

» 2016年03月18日 11時58分 公開
[ITmedia]
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視認性や操作性にも配慮

プロダイバーが身に付けてもフィットするような設計になっている

 GWF-D1000にはダイバー活動をサポートする機能が搭載されているが、それだけではない。過酷な状況下において視認性や操作性にも配慮している。例えば、潜水中の使用を想定して、ライトボタン、コンパスボタンを操作しやすいように右側にレイアウト。グローブ装着時の操作性にも考慮し、左右で異なる形状の大型ボタンを採用した。

 また、高水圧に耐えるために、風防に2.8ミリ厚のサファイアガラスを装着。傷に強いので、水中でのハードな場面でも使うことができる。さらに、強い強度を持つ炭素素材を織り込むことで強じんなバンドを実現。ウエットスーツ着用時の使用を想定して、バンドの長さを長くしているなど、細部にこだわっているのも特徴だ。

 GWF-D1000の開発期間は約3年。開発にあたって、どのような苦労があったのだろうか。担当者に聞いたところ「プロのダイバーが潜水中に時計をどのように使っているのかをリサーチしました。『こういった機能を搭載してほしい』『使い勝手はこのように』といった感じで、さまざまな意見を聞いて先進的なモノを採用しました」とのこと。

 ちなみに、GWF-D1000を企画するにあたって、開発の中心メンバー全員が「潜水士」の資格を取得したという。その理由を聞いたところ「潜水に関する基本的な知識がなければ、プロダイバーとのコミュニケーションがうまくとれません。彼らが何に困って、どういった課題を感じているのか。そうした話を逃してしまうと、細部にこだわることができなくなるかもしれません。そうならないために潜水士の資格を取得しました」と開発秘話を紹介してくれた。

 発売日は6月10日。価格は、GWF-D1000-1JFが12万5000円(税別)、GWF-D1000B-1JFが13万円(同)。価格はちょっと高めだが、プロダイバーの声を聞いて完成した時計――店頭で身に付けてみてはいかがだろうか。

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