ITmedia ビジネスオンラインが2025年に公開した記事で、特に反響が大きかった記事を編集部が厳選して再掲する。初出は5月15日、文中の記述は掲載当時のまま。
軽井沢・プリンスショッピングプラザ(以下、軽井沢アウトレット)の2024年度売り上げが過去最高を記録した。売上高は前年から4.4%増の590億円、3年連続で過去最高を更新した。2024年の物価上昇指数が2.5%だったことを踏まえても、その伸びは著しい。
軽井沢アウトレットに限らず、国内の大手アウトレットモールは好調が続いている。三菱地所・サイモンが国内10カ所で運営する「プレミアム・アウトレット」も、2024年度のテナント売り上げが過去最高を記録した。さらに、三井不動産が運営する「三井アウトレットパーク」も、複数の施設で増床やリニューアルオープンを積極的に行っている。
一方で、残酷な現実もある。「廃虚アウトレットモール」とも呼ばれる、いわゆる「デッドモール」の乱立だ。大手が積極的に出店を続ける一方で、中小事業者によるアウトレットモールや、立地で劣勢に立たされたモールの淘汰(とうた)が急速に進んでいる。その結果、ほとんどテナントが入っておらず、異国風の建物だけが悲しくたたずんでいる……という場所が、全国には複数ある。
本稿では、こうした「二極化」が進むアウトレットモールの現状を、現地の写真とともに紹介したい。
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