なか卯の「床に置かれた食器」問題 企業の沈黙が呼ぶ“将来の波紋”(1/4 ページ)

» 2025年11月11日 08時30分 公開
[城戸譲ITmedia]

 丼チェーン店「なか卯」の店内で、トレーに載った使用済みの食器類が厨房(ちゅうぼう)の床に置かれているといった画像が、2025年10月下旬にSNSで拡散された。

 Xなどでは「オペレーションが崩壊している」といった指摘も出ているが、これまで外食での炎上事案を数々見てきたネットメディア編集者としては「適切な対応を取れていない」と感じてしまう。そこで、「運営企業はどのような対応を取るべきだったのか」を考えた。

原因は従業員の欠勤 Xでは「批判的な意見」が散見

 話題となったXポストに添付された画像は、カウンター越しにその奥にある厨房を写したものだ。調理スペースにかけての通路上に、使用済み食器などを載せたままのトレーが置かれている。

 このポストは投稿から2週間強で、リポスト6300以上、いいね8万5000以上を得ている。リプライには「人手不足だ」「対応しきれてない」といった内容が並び、その多くはオペレーションが成り立っていないという批判的な内容だった。

 現場では、いったい何が起きていたのか。ニュースサイト「J-CASTニュース」は当時の状況について、なか卯の広報担当に取材のうえ、「この時間帯に勤務する予定だった従業員1人が急きょ欠勤したため、『本来お客様へ提供するべきサービス水準に満たなかった』ことが原因だ」と報じている

なか卯の広報担当は「急きょ欠勤が発生したために起こってしまったこと」と説明している。写真はなか卯 茗荷谷店で該当の店舗とは異なる。

 新たに伝えられた事実から、さらに「1人の欠勤程度でサービス低下することが問題だ」といった批判が増えた。もし「欠勤すれば店が回らなくなる」となれば、当然ながら従業員のプレッシャーは高まる。そのため、店員をねぎらうような反応が多数だ。

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