商業ゾーンに当たる紀尾井タワー1〜4階には、「ディーン&デルーカ」や「コーヒービーン&ティーリーフ」といったカフェや、カジュアルダイニングなど、同ビルや近隣のオフィスワーカーに向けた店舗を中心に計33店舗を揃(そろ)えている。
一方で、外国人も多く集まるエリアであることから、インバウンド需要も取り込みたいという店側の狙いもある。例えば、チョコレート専門店の「ベルアメール」はこれまで伊勢丹や三越など百貨店での販売のみだったが、今回初めて商業施設に出店した。その理由の1つが「外国人観光客などにもブランド認知を広めていきたい」(同社セールスマネジャー)からだ。
ガーデンテラスは西武グループにとっても大きな挑戦である。その1つが都心の保有資産をいかに有効活用できるか、その先進事例としたいという。「(ガーデンテラスのような)複合施設の運営で実績を上げることで、グループの不動産事業のノウハウとしたい」と齊藤氏は意気込む。もう1つは紀尾井町や麹町など同エリアの発展にガーデンテラスが中心となって寄与したい考えだ。
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