シャープが5月12日発表した2016年3月期の連結決算は、純損益が2559億円の赤字と、前期に続き巨額の最終赤字になった。期末時点の純資産は312億円のマイナスとなり、債務超過に転落した。
液晶テレビや携帯電話、テレビ用液晶パネル、中国スマートフォン向け中小型液晶パネルの販売が減り、売上高は11.7%減の2兆4615億円にとどまった。営業赤字も1619億円に膨らんだ。
債務超過を受け、東証の上場ルールにより、シャープは東証1部から東証2部に指定替えになる見通しだ。
また、次期社長に鴻海精密工業の戴正呉副総裁が就任する人事も発表した。高橋興三社長は鴻海による資金の払い込み完了をもって取締役を退任する予定。
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