NTTドコモは5月13日、吉澤和弘副社長が代表取締役社長に昇格する役員人事を発表した。加藤薫社長は取締役相談役に退く。6月16日に開催する定時株主総会を経て正式決定する。
吉澤氏はNTTから分社して発足した当時からドコモに在籍し、端末開発やネットワーク、法人営業、経営企画などを幅広く担当してきた。
会見した吉澤氏は「ドコモの技術や研究開発力を生かしたイノベーションや、多種多様なデータを活用してサービスを創造していきたい。早いものが遅いものを下すスピードの時代であり、スピード感を最も重視したい」と述べ、ライフスタイル分野の拡大や、人工知能(AI)など先端技術にも意欲を見せた。
バトンタッチする加藤氏は「(吉澤氏とは)古くからのつきあいで、ショルダーフォンを出すときに私が課長で彼が係長だった。業務を幅広く経験し、社内に右に出るものはいない。実直な性格で、青年を思わせるほど若々しい。ますますドコモを引っ張ってほしい」と期待した。
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