連載
» 2016年05月23日 12時55分 公開

コンビニ探偵! 調査報告書:コンビニオーナー的にはちょっとうれしい「たばこのオマケ中止」 (3/4)

[川乃もりや,ITmedia]

「毎日買っているから、ライターちょうだい」

 現在多くのコンビニでは、カートンでまとめ買いをした人にはライターを付けている。筆者がオーナーを務めていたときにもライターを付けていたわけだが、むちゃくちゃなことを言う常連さんがいた。たまたまライターを忘れたのかガスが切れたのかは分からないが、たばこを買うときに「ライターちょうだい」と言ってくるのだ。

 オマケのライターはカートンで買った人に差し上げているモノだと説明すると、「毎日買っているのだからいいじゃないか」と言うのだ。確かに、常連さんなのでライター1つで細かいことを言うのも……と思ったが、店ではオマケとは別にライターを販売している。ライターは1個当たり20〜30円で仕入れていて、常連だからと言ってホイホイとあげていたら、店の負担は増すばかりなのだ。

 「じゃあ、なぜカートンで買う人にはオマケをあげるの?」と疑問を感じた人もいるだろう。これは筆者の分析だが、カートンで購入する人は、“たばこの消費スピードが速い”とみている。必要な分をその都度買う人は、たばこが残り少なくなると「ちょっと我慢するか」となって、消費スピードを遅くする傾向がある。

 しかし、カートンでまとめ買いをする人はその必要がない(残り1箱という場合は違う)。どんどん吸うので、消費スピードが落ちにくいのだ。ということで、店にとってはカートン購入派は“おいしい客”となる(考えてみれば、オマケをあげてもあげなくても、カートン派はまた来店する可能性が高いので、オマケのライターを付けなくてもいいのかもしれない)。

(写真と本文は関係ありません)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間

    Digital Business Days

    - PR -