51%の家庭で「夏のボーナスは出ない」

» 2016年07月07日 12時28分 公開
[ITmedia]

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施した「2016年夏のボーナス見通し」調査によると、民間企業の夏のボーナス支給額は2年ぶりに増加し、1人当たり平均35万8409円(前年比+0.5%)と予想しているが、既婚女性は家計の状況をどのように受け止めているのだろうか。

 電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用している既婚女性に聞いたところ、7割が「収入が減少、もしくは変わらない」(73.8%)と答え、前年以上に収入が増えず家計が苦しいと感じていることが、凸版印刷の調査で分かった。また、5割が「ボーナスは出る見込みがない」(50.7%)と答えるなど、厳しい実態が浮き彫りになった。

この1年で世帯収入が増えたのは21.4%(出典:凸版印刷)

 ボーナスが出る家庭でも、支給見込み額と希望額には開きがあった。支給見込み額は「20〜30万円未満」(19%)が最も多く、次いで「10〜20万円未満」(16%)、「30〜40万円未満」「50〜60万円未満」(いずれも15%)と続いた。

 一方で、ボーナスの希望額は「40〜50万円未満」(16%)が最も多く、次いで「30〜40万円未満」「50〜60万円未満」(いずれも15%)という結果に。「ボーナスの支給見込み額と希望額には、金額ベースで20万円前後の開きがあり、主婦の3人に2人が実際のボーナス支給見込み額に『不満』であることが分かった」(凸版印刷)

夏のボーナス、支給見込み額と希望額に開き(出典:凸版印刷)

 インターネットを使った調査で、Shufoo!を利用している既婚女性3万67人が回答した。調査期間は6月6日から12日まで。

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