青柳: IngressとポケモンGOは同じ情報をもとにしているので、プレイする場所が重なることが多いです。Ingressを昔から遊んでいるプレイヤーは、ポケモンGOプレイヤーに対して悪感情を抱いたりしないんでしょうか。俺たちの遊び場にズカズカ入ってきやがって、というような。
イル: いや、少なくとも自分の周りでは、全くありませんね。自分の望みは、Nianticが経営的に存続してもらうことなんです。Ingressをやっている人たちは、みんなそう思っていたと思う。今回のポケモンGOがたくさんのユーザーを獲得して成功したことで、Nianticの収益が上がることがうれしい。
青柳: ポケモンGOには課金要素がありますが、Ingressにはなかったんですか?
イル: ほぼありませんでした。コラボグッズなどは発売されていましたが、ゲーム単品としては全くペイできていなかった。自分は今ポケモンGOに2万5000円くらい使いましたが、この課金は“今までの恩返し”です。Ingressという面白いゲームをたっぷり遊ばせてもらって、お世話になっている。その分、ポケモンGOも応援したいですね。
青柳: 最後に1つお聞きしていいでしょうか。1日に1〜3時間もプレイするって、かなり人生の比率として大きい気がするんです。「Ingressに出合っていなかったら、この時間にこういうことができたんじゃないか……」と後悔することはありますか?
イル: 全くないですね!(即答) 1日のうちの“余暇の時間”を何に使うかなんですよ。Ingressにハマる前は釣りやテレビに使っていた時間を、Ingressに使っていただけ。どんなものでもそうですが、やりたいからやっているし、やりたくなくなったらすぐにやめる。Ingressには、楽しい思いをさせてもらっています。
青柳: ありがとうございました!
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