青柳: irmareさんは、ポケモンGOはプレイしているんですか?
イル: あんまりしてないですが……プレイヤーレベルは25になりました。最高はCP1914のシャワーズです。
青柳: ……め、め、めっちゃしてるじゃないですか!
イル: ええ!? ああ……すみません。Ingressに一番ハマっていたときは1日3時間くらいプレイしていたので。ポケモンGOは1日に30分から1時間なので、自分の中では「あんまりしていない」という気持ちなんです。Ingressと重ねると「こうすれば効率が良さそうだ」ということがなんとなく分かるので、レベルもどんどん上がっていきますし。
青柳: なるほど……? プレイしてみての率直な感想を教えてください。
イル: Ingressは、陣地同士をつなげるために、常に歩き回る。陣地を作るのが楽しいゲームです。“これまで行ったことがない場所”に行ってみるのも重要になってくる。一方、ポケモンGOはたくさんの種類のたくさんのポケモンをゲットすることが目的で、実は歩く必要性が薄いなと思いました。
青柳: ポケモンGOは「歩きスマホが多くなる」と批判されていますが、実は歩く必要性が薄い?
イル: ええ。Ingressは“ウロウロ歩く”んですよ。ポケモンGOは歩くというより、ポケモンがよく出る場所に“行く”という感じで、巡回する必要がない。しかもポケモンを捕まえるために立ち止まりますからね。開発元が同じでも、どっちがどっちのゲームをプレイしているかはすぐに分かります。
青柳: プレイしている人たちの違いは感じますか?
イル: Ingressは30歳前後のエージェントが多かったような気がします。ポケモンGOのユーザーは……日本人のほぼ全てじゃないかと思うくらい、幅広いですね。Ingressは定期的に大きなイベントが開かれてエージェントが集結するんですが、ポケモンGOの場合“毎日大規模イベントが行われている”と感じるくらい人が多い。夜もずっと課金アイテムのルアーモジュールが使われているんですが、いつ寝ているんでしょうか。
そういえばご存じかもしれませんが、ポケストップはエージェントが申請したポータルを元にして作られているんですよ。ポータルは自分もかなり片っ端から申請して、297カ所を受理してもらいました。ポケストップの中には、自分が適当につけてしまった名前のままで登録されているのもあって、ちょっと申し訳ない気分になりますね……(笑)。
青柳: ズバリ聞きますが……IngressとポケモンGO、どちらが面白いですか?
イル: それはIngressですね。Ingressの方が、ゲーム中でやることが多くて好きです。ポケモンGOはシンプルで分かりやすいけど、Ingressほど楽しんではいません……。モンスターも、実はピカチュウしか分からないし。
青柳: えっ。ピカチュウしか知らないんですか。
イル: はい。他のポケモンは捕まえるたびに「へえ、そんな名前なんだ……」と思う程度。「ゼニガメが出たぞ!」で大騒ぎになっている海外の動画を見ましたが、ゼニガメの何がすごいんですか? バトルで弱いじゃないですか。
青柳: うううっ、ゼニガメはゲーム版「赤・緑」の中で最初に選ぶパートナーキャラクターで、ヒトカゲ・フシギダネ・ゼニガメと3匹そろって“御三家”と呼ばれるポケモンなんですよ〜! 多くのプレイヤーにとって初めての冒険の“相棒”で、強い思い入れがあって……(このあとポケモン語りが続くので、省略)……すみません、質問に戻ります。irmareさん以外にも、ポケモンGOをやっているIngressユーザーはいますか?
イル: ほとんどみんなやっていますね。今はポケモンGOを重点的にやっていて、Ingressは1日に10〜30分程度になっているけど、「いつかはIngressに戻ると思う」と言っているのをよく聞きます。自分もプレイヤーレベルをマックスにしたらIngressに戻るつもりです。
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