――HTCのVR事業の方向性はやはりViveが中心になっていくのでしょうか?
玉野: 今後の展開として2つのことを考えています。ハイスペックのViveを今後もブラッシュアップしていく方向性と、もう1つはお手頃なモバイル化という方向性です。モバイルの分野は当社が得意としている分野ですし、両方から普及していきたいと考えています。
また一般向けだけではなく、さまざまな業界でも利用できる可能性を見せ始めています。例えば自動車産業。ディーラーが自動車のオプションを設定する際、店頭でViveを使って立体的に見せています。また不動産業界でも活用され始めています。家の図面をViveで立体化することで、紙では確認できなかったことを確認しています。このほかにも医療関係でも導入が始まっていて、手術前のシミュレーションにも利用されています。
「VR」といえば「エンターテインメントに使うのでしょ」と思われる人が多いかもしれませんが、実はさまざまな業界で使うことができると思っています。
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