NTTドコモは9月13日、受信速度を最大500Mbps超に高速化した新通信サービスを2017年3月から東名阪などで一斉展開する計画を明らかにした。
一度に運べる情報量を増やす「変調多値化」により、これまでの6ビット(64QAM)を8ビット(256QAM)に増やし、約1.33倍高速化。従来の最大375Mbpsを最大500Mbpsに引き上げる。
さらに、基地局と端末のアンテナ数を2つから4つに増やす「4×4MIMO」でデータを多重伝送することで、これまで3.5GHz帯を利用することで実現していた最大370Mbpsサービスを最大512Mbpsに高速化する。
同社によると、長さ5分の4K動画ファイルをダウンロードする場合、最大500Mbps以上のサービスなら、LTEの最大150Mbpsに比べ約3分の1の30秒で済み、大容量コンテンツを快適に楽しめるとしている。
開始当初から東京23区や名古屋市、大阪市など70都市約1100局で一斉展開する計画だ。
高速化は「LTE-Advanced」の高度化で実現する。現在、国内最速となる最大375Mbpsの通信サービスを東名阪の30都市で提供し、これを含め全国798都市約1万8900局で最大300Mbps超エリアを展開。17年度以降には最大1Gbpsのサービス提供も計画している。
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