スバル「レガシィ」10万台リコール ワイパー不具合で火災のおそれ

» 2016年09月23日 14時55分 公開
[ITmedia]

 富士重工業は9月23日、「レガシィ」のワイパーに不具合があり、最悪の場合火災が起きる恐れがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は2009年4月20日〜13年7月26日に製造された10万7388台。

photo スバル「レガシィ」

 フロントワイパーモーターのボトムカバー(電気回路内蔵)のうち、不適切な製造が原因で電気接点付きリレージョイントとウォームホイールが干渉しているものがるという。

 カウルパネルに雪が積もった状態で、ワイパーを作動後に停止すると、ワイパーアームが本来の停止位置に戻れず、アームに反力が発生。ウォームホイールを介してリレージョインの接点がオンオフを繰り返すことで接点にアーク放電が発生、最悪の場合火災に至る恐れがあるという。これまでに5件の火災が報告されている。

 対象車両はフロントワイパーモーターのボトムカバーを交換する。

photo レガシィの対象箇所=国交省のニュースリリースより

 また三菱自動車工業は、軽商用車「ミニキャブ」のクラクションに不具合があったとして、2011年11月18日〜15年8月18日に製造した合計13万3970台(日産自動車「クリッパー」含む)のリコールを届け出た。

 クラクション内部の電気接点材料が不適切なため、繰り返し水をかぶると鳴らなくなる恐れがある。これまでに57件の不具合が報告されている。対象の全車両についてクラクションを交換することで対応する。

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