「自宅を売る」のは難しい 今のうちに知っておくべき3つの注意点マネーの達人(3/3 ページ)

» 2016年10月03日 05時30分 公開
[小野雄吾マネーの達人]
マネーの達人
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注意点3. 適切な売却価格を知る

 査定価格を見て、誰でも「もしかしたら、もっと高く買ってくれる人がいるかもしれない」と思うのは当然のことです。ですが「もっと高く売れるかも」と、ずるずると引き延ばしていると最適な販売時期を逃してしまい、逆に値下げをしなければならなくなってしまうことも少なくありません。

複数業者に査定の依頼をして本当の価格を知る

 住宅を売却しようとしたとき、どれくらいの金額で売れるのかということを事前に調べておく必要があります。インターネットや住宅情報誌などを利用して売りたい住宅の周辺の物件を見ることで、まずは相場価格を調べることができます。

 ですが、情報誌で物件を見るという方法は意外と時間や手間がかかります。手軽に相場を知るには、複数の業者に一括で査定の依頼ができるWebサイトが便利です。

必ず訪問査定で正確な査定を

 ただ、インターネットでできるのは簡易査定であり、あくまでも相場を知るために利用するものです。簡単な見積もりですから、実際の査定額とは異なることも珍しくありません。

 実際の査定額を決めるのは訪問査定です。実際に不動産業者が現地まで行き、物件を確認して正確な査定額を見積もります。

 訪問査定があることから「1社にしか依頼できないのでは?」と思われがちですが、査定方法は不動産業者によって違うので、各不動産業者から出る査定額は一定ではありません。複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。(小野雄吾)

著者プロフィール:

小野雄吾

HOW MATCH(株式会社ファーストペンギン)編集長。

1975年8月生まれ、東京都出身。Web制作の仕事一筋15年を経て、2015年よりサラリーマンの悩みと幸せを金額で解決するWebメディア「HOW MATCH」を立ち上げる。一応編集長にはなるのだが、実際は1人で運営しているので編集長と言えるのかは甚だ疑問。

保有資格:ウェブ解析士


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