大阪のすし店、外国人客に“大量わさびずし” 「差別的な意図ない」と釈明

» 2016年10月03日 15時54分 公開
[ITmedia]

 大阪のすし店「市場ずし 難波店」(大阪市中央区)が外国人客に大量のわさびを入れたすしを提供していたことがネット上で指摘され、チェーン展開する藤井食品が「民族差別的な意図はなかった」などと釈明に追い込まれている。

 同店をめぐっては、外国人観光客が撮影した、大量のわさびが載ったすしの写真などがネット上に投稿されており、「食べづらかった」「店員が見て笑ってバカにしていた」などというレビューも投稿されていた。ネット上では「外国人客への嫌がらせ」「ヘイトすし屋」などといった批判が相次ぎ、店舗へのレビューにも批判が殺到する炎上状態になっている。

 同社がWebサイトに公表した釈明によると、「もともと外国人客からのわさび増量の要望が多かったため、事前確認なしに提供していた」と説明。「わさびなどが苦手なお客様に対して不愉快な思いをさせる結果になってしまった」とし、「民族差別的な意図はなかった」という。

 従業員による差別的な発言は「事実は確認できなかった」として否定。「お客様に対して不愉快な思いをさせてしまった。今後は、このようなことが起こらないように社員教育を徹底したい」と謝罪している。

photo ニュースリリース

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