11月11日の東京株式市場で、スマートフォン向けのゲームアプリを開発・運営するコロプラ(東証1部)が、3日連続で年初来安値を更新した。一時は952円の安値を付け、終値も前日比61円安 (-5.96%)の963円となった。9日の取引終了後に発表された17年9月期の業績予想で大幅な減収減益を見込んだことで売りが集まった。
コロプラの16年9月期の通期業績は、「白猫プロジェクト」の上期好調と新規アプリ「白猫テニス」のヒットで増収なるも、広告営業費などがかさみ、減益となった。
投資家が失望したのは17年9月期の見通しだ。既存アプリのピークアウトによる売り上げ減少から、売上高550億円(前期比35.1%減)、営業利益110億円(同65.5%減)と大幅な減収減益を予想する。
同社はVR関連事業などに投資を行っているものの、まだ収益の柱にはなっておらず、売上ポートフォリオはスマホゲームアプリ事業に依存している。今年4月には3200億円を超えていた時価総額は、1216億円(11日終値ベース)に落ち込んだ。
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