高所得者は忙しい?──ドコモ・ヘルスケアがウェアラブル端末のユーザーを対象に調べたところ、収入が高い人ほど速く歩いているという結果が出たという。
歩行速度を計測できる同社の活動量計「ムーヴバンド3」のユーザー1229人を対象に、今年3〜10月にかけてデータを集計。収入に関するアンケートも実施し、歩行データと合わせて分析した。
その結果、「年収1000万円以上」と答えた人の平均歩行速度は時速3.13キロだったのに対し、日本の平均年収(415万円)を含む「400万〜500万円」と答えた人の平均歩行速度は時速2.69キロ。高所得者は平均的な年収を得ている人々よりも「早歩き」だったという。
また、全体的に年収が上がるにつれて平均歩行速度も上昇しており、両者が比例する傾向があった。
ボーナス額と歩行速度の関係についても同様に、多少のばらつきはあるものの、金額が上がるほど歩くスピードが速くなる関係にあった。
ただ、歩数の多さと年収には特に関係はみられず、高所得者ほど歩く機会が多いわけではないようだ。「年収が高い人ほど忙しく、その忙しさを早歩きでカバーしているのかもしれない」という。
追記:プレスリリースの数値に一部誤りがあったため、11/21に数値の修正を行いました。
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