MRは簡単に言うと3Dホログラムのような技術である。つまり、デバイスを装着して私たちが普段目にしている世界を見ると、そこに仮想の3Dホログラムが現れる。これは、ヘッドセットなどを装着して別空間を体験するVRとも違えば、ポケモンGOのような地図アプリなどから広がる「拡張現実(Augmented Reality=AR)」とも違う。
このMR技術の開発を進めている企業は多くない。いま製品化にもっとも近いと言われているのは、マイクロソフト社だ。同社は「Hololens(ホロレンズ)」というゴーグル型のデバイスを開発している。2017年には299ドルほどで発売されると噂されており、デモはマイクロソフト社のサイトで見ることができる(参照リンク)。
すでにディベロッパー用が3000ドルで提供されているホロレンズは、Windows 10で利用できる。すでにPCメーカーのヒューレット・パッカードやデル、レノボ、ASUS、エイサーなどがそれぞれホロレンズ用のゴーグル製品を開発していると報じられている。
ホロレンズを実際に試した米国人記者はこんなコメントを残している。「顔の目の前にある小さな窓を通して、幽霊のようなイメージを見ているかのような感覚だった」
マイクロソフトの「Hololens」(出典:マイクロソフト)
- なぜ「楽天」が世界中で叩かれているのか?
英語の社内公用語化など、グローバル企業への成長を目指して動き出した楽天。だが、本当に必要なのは「国際企業ごっこ」ではない。国際社会に対する社会的な貢献が求められる。
- 夫の不貞に耐えたのに、ヒラリーの悲しき末路
2016年の米大統領選が終わった。1年半にわたって繰り広げられた大統領選は、大方の予想に反して、不動産王のドナルド・トランプが大統領に選ばれた。トンデモ大統領が誕生するわけだが、ひとつ気になることがある。それは敗北したヒラリー・クリントンと夫であるビル・クリントン元大統領との関係だ。
- 日本人、それってオカシイよ 「過労死」を生む日本企業の“常識”
過労死の問題が話題になっている。この問題に対して、海外メディアはどのように報じているのか。「労働時間」「残業」「休暇の取得」などは常識の範囲内で行っているつもりかもしれないが、外国人からは“非常識”に映っているようだ。
- 中国政府がいま最も恐れているのは、ネット上の「くまのプーさん」
中国共産党がネット上の検閲に力を入れている。いわゆる「サイバーポリス」と呼ばれる工作員が反政府的な発言などをチェックしているが、2015年に最も削除された発言は……。
- 日本人が知らない医療大麻の「不都合な真実」
元女優の高樹沙耶容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。容疑者が医療大麻を推進していたこともあって、医療従事者などが「医療大麻ってものはない」「(医療大麻は)必要ない」などとコメントしていたが、本当にそうなのか。世界に目を向けると、ちょっと違うようだ。
- 「ディスっても大丈夫」法が成立、書くよ!
米国で、興味深い法案が成立した。「消費者レビュー公正法」である。あまり聞き慣れない言葉だが、一体どういった法律なのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.