トヨタ、新型「ヴィッツ」発売 初のハイブリッドも大幅マイナーチェンジ(1/2 ページ)

» 2017年01月12日 14時35分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は1月12日、コンパクトカー「ヴィッツ」をマイナーチェンジし、発売した。初のハイブリッドモデルを設定したほか、外形デザインを変更するなど、「通常のマイナーチェンジの枠を超えた大幅な改良」になっているという。ガソリン車は118万1520円(税込)から、ハイブリッド車は181万9800円から。

photo ヴィッツに初のハイブリッド(HYBRID U)。写真は新規カラー「クリアブルークリスタルシャイン」(オプション)

 1999年の発売以来、世界累計700万台を販売するトヨタブランドの基幹モデル。トヨタは今季から、世界ラリー選手権(WRC)にヴィッツの海外仕様「ヤリス」で参戦する。

 新設定されたハイブリッドグレードは、1.5リットルエンジンとモーター、ニッケル水素充電池を搭載し、燃費は34.4キロ(JC08モード)。システム出力は73キロワット(100PS)を発揮する。バッテリーをリヤシート下に配置することで、ガソリン車と同等の居住空間・荷室の広さを確保したという。

photo HYBRID U(クリアブルークリスタルシャイン)
photo HYBRID U(クリアブルークリスタルシャイン)

 外形デザインでは、フロントの開口が大きくなり、よりロアグリルが目立つ形に。フロント、リアともにワイド&ローを強調し、ダイナミックさ・低重心感を付与したという。

photo HYBRID Uのインテリア(バレルブラウン)
photo HYBRID Uのインテリア(バレルブラウン)

 新ショックアブソーバーの採用、ボディのスポット溶接増し打ちによる剛性向上などで操縦安定性も向上しているという。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」とヒルスタートアシストを全車標準装備とした。

 全国のネッツ店で販売し、月販目標は9000台。

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