2016年、飲食店で最も人手不足だった職種は?慢性的な人材不足

» 2017年01月13日 15時17分 公開
[ITmedia]

 2016年、飲食店で最も人手不足だった職種は?――飲食店専門の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」(シンクロ・フード運営)によると、首都圏・関西ともにサービス・ホールスタッフが最も人手が足りていないことが分かった。サービス・ホールスタッフは2013年以降連続して求人件数が1位になっており、慢性的な人材不足が続いていることがうかがえるという。

 首都圏エリアは、「サービス・ホールスタッフ」「調理スタッフ」「調理補助・調理見習い」「店長候補・マネジャー」「料理長候補」の順に求人数が多かった。

 募集がある雇用形態は、1位のサービス・ホールスタッフはアルバイト求人が54.2%だったのに対し、2位の調理スタッフは正社員が58.0%だった。シンクロ・フードは「スキル・経験の豊富さを求める場合は正社員のニーズが高くなり、やる気・人柄を重視する傾向がある場合は、人件費の安いアルバイトのニーズが高くなる」と分析している。

首都圏エリア

 関西エリアの場合も、求人数の順位は首都圏エリアと変わらなかった。ただし、3位の調理補助・調理見習いの募集件数が首都圏エリアよりも5ポイント多く、「即戦力にこだわる飲食店が多い首都圏エリアに対し、関西エリアではゼロから育てようという風潮がやや強いと考えられる」という。

関西エリア

 調査期間は2016年1月1日〜12月31日。

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