7割の大学生「PCスキルに自信がない」スマホで十分

» 2017年02月07日 14時31分 公開
[ITmedia]

 大学1〜3年生の75.7%、大学4年生の70.7%が「自身のPCスキルに自信がない」――。PCの重要度を理解しながらも、求められるスキルレベルには達していないと感じる学生が多いことが、NECの調査で分かった。

7割以上の大学生が「PCスキルに自信がない」(出典:NEC)

 新卒の採用担当にかかわったことがある社会人に、新入社員にPCスキルの不足を感じるかどうかを聞いたところ、全体の57.2%が「感じている」と回答。学生が感じているPCスキル不足を裏付ける結果となった。また、PCスキルの有無を採用の際に、重視するかどうかを聞いたところ、44.3%が「重視する」と答えた。

新卒の採用担当にかかわったことがある社会人の6割近くが、新入社員にPCスキルの不足を感じている(出典:NEC)

PCを持ち歩かない理由

 大学生に、PCスキルと普段のPC利用時間を調査したところ、使用時間が長くなるにつれ、PCスキルの自信度も高まっていくことが明らかに。また、PCの持ち歩き頻度とPCスキルの自信についても、持ち運び率に比例して、PCスキルに自信をもつ学生が多いことが分かった。

PCスキルと利用時間(出典:NEC)(

 PCを持ち歩かない学生に、その理由を聞いたところ「スマホで用が足りるから」「PCが重いから」「外で使うことがないから」といった意見が目立った。

 インターネットを使った調査で、大学生809人と、新卒採用に携わったことがある社会人203人が回答した。調査期間は2016年12月20日から27日まで。

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