てるみくらぶの取引先、広告会社が破産 グループ外初債権焦げ付き資金難

» 2017年04月03日 12時46分 公開
[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、格安旅行会社「てるみくらぶ」と取引関係にあった広告代理店「デナリ・エージェンシー」(東京都千代田区)が、3月30日付で事業を停止し、破産申請に入った。

photo デナリ・エージェンシーの企業理念と事業内容(出典:同社公式サイト)

 デナリ・エージェンシーは1995年創業。旅行業界や化粧品業界などを対象に広告仲介を手掛け、年商数億円を計上していた。しかし、近年はてるみくらぶとの取引が拡大。てるみくらぶの2015年9月期の未払い費用に983万円の債権が記載されていたという。

 その後さらに取引額が拡大していたが、3月27日にてるみくらぶが東京地裁に破産を申請したため多額の焦げ付きが発生し、資金繰りが難航したため破産に至ったとしている。

 てるみくらぶのグループ企業では、関連企業の「自由自在」と持ち株会社の「てるみくらぶホールディングス」が3月30日に破産を申請していたが、グループ外の連鎖倒産は初めて。

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