江ノ島電鉄(江ノ電)と鎌倉市は4月25日、沿線住民の乗車を円滑化する社会実験を5月6日の午前10時〜午後4時に行うと発表した。ゴールデンウイーク(GW)の混雑時に観光客が殺到して乗車しづらくなり、沿線住民の日常生活に影響が生じる状況を防ぐ狙いがある。
4月25日〜5月2日にかけて事前登録を受け付け、江ノ電の長谷駅〜腰越駅周辺に在住・在勤・在学する住民に「江ノ電沿線住民等証明書」を発行。実験当日、江ノ電鎌倉駅構外に行列ができた場合に、同証明書を提示した顧客を駅構内の行列の最後尾に案内する仕組みだ。
江ノ電の発表によると、GW中は全線で30分以上の待ち時間が予想されている。鎌倉市は「実験によって短縮される待ち時間は未知数」(交通計画課)としているが、良い結果が得られた場合は来年以降も実施する可能性があるという。
江ノ電は、実験を実施しない5月3〜5日は路線バスによる振り替え輸送を行い、混雑の緩和を図るとしている。
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