「ポケットモンスター」新作発表 任天堂の株価は「3DS新作」に失望か

» 2017年06月07日 12時14分 公開
[ITmedia]

 ポケモン社が「ポケットモンスター」シリーズ最新作とポケモン関連作品のNintendo Switch投入を6月6日発表。7日の午前市場では、任天堂(東証1部)の株価は3万5000円超えの高値を付けたが、その後下落した。新作への期待から買いが集まっていたが、最新作がSwitchで発売されないことの失望感などで下げたようだ。

「ポケモン」最新作が11月17日に全世界同時発売

 ポケモン社は6月6日、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズ最新作「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」を11月17日に全世界同時発売すると発表した。ニンテンドー3DS向けソフトで、16年発売の「ポケットモンスター サン・ムーン」と舞台を同じくした作品。また、Switch向けに対戦格闘ゲーム「ポッ拳トーナメントDX」の9月22日発売も同時に明かした。

 任天堂の始値は前日比440円高の3万5070円。その後売りが集まり、午前は前日比270円安(-0.78%)の3万4360円で引けた。ポケモン最新作がSwitchではなく3DSで発売されることへの失望感や、利益確定売りなどで下げたようだ。

始値は3万5000円超え(=Yahoo!ファイナンス)

 Switchは好調で、今期は1000万台の販売を計画。投資家からのSwitch期待は高く、株価は「Pokemon GO」(ポケモンGO)の登場で急伸した2016年7月の水準まで上昇している。各大手証券会社は続々と任天堂の目標株価を引き上げている。

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