カシオ、「余り」を算出できる電卓発売 日数や時間も薬局、倉庫への導入見込む

» 2017年07月12日 12時39分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は7月12日、割り算の「余り」を算出できる電卓「余り計算電卓 MP-12R」を7月21日に発売すると発表した。押すと余りを算出する「÷余り」ボタンを備え、通常の電卓で余りを求めるよりも計算回数を減らせる点が特徴。

photo 「余り計算電卓 MP-12R」

 業務で割り算を日常的に行っている調剤薬局や、物流倉庫などを主なターゲットに想定する。価格はオープン価格で、実売予想価格は1700円(税別)前後。

 具体的な操作方法は、例えば、調剤薬局で1シート当たり14錠の薬を1日3錠・90日分処方する場合は「3×90÷余り14=」と入力すると、「19余り4」を指す「19-4」と算出。19シートと4錠の薬が必要なことがすぐに分かる。

 同様に、物流倉庫で1ダース単位で梱包された製品を218個出荷する場合は「218÷余り12=」と入力すると、「18余り2」を指す「18-2」と算出。18ダースと2個の製品が必要だと分かる。

photo 計算の例

 このほか、調剤薬局での次回処方日算出に適した「日数計算機能」、勤務時間計算や給与計算に「時間計算機能」などを備えている。

 サイズは、103(幅)×147(奥行き)×28.8(高さ)ミリ。重量は115グラム。

photo 電卓の主な仕様

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