米玩具販売店大手のToys R Us(トイザらス)が9月18日(現地時間)に、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条をバージニア州の裁判所に申請していたことが分かった。
時事通信の報道によると、米トイザらスの債務総額は約52億ドル(約5800億円)。破産手続き中の運営資金として銀行などから約30億ドル(約3340億円)の事業再生融資を確保しており、店舗と通販サイトでの玩具販売は継続するという。
日本トイザらスは、ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し「米国とカナダ以外の店舗は破産手続きの対象外。日本法人の営業は継続する」(広報担当者)と回答した。
米トイザらスは、小売りチェーン世界最大手の米Wal-Mart Storesや、米Amazonなどインターネット通販(EC)事業者の台頭によって不振に陥っており、2017年度第1四半期には約178億円の最終赤字を計上。9月上旬には、経営改善に向けて大手法律事務所と契約したと現地メディアが報じていた。
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