中国のインターネット通販市場において最大の商戦日である11月11日、EC最大手のアリババグループが年次イベント「11.11 GLOBAL SHOPPING FESTIVAL 2017」を上海市内で開催。午前0時のセール開始から過去最速となる3分1秒で流通総額は100億元(約1700億円)を超えた。
今年のセールに参加するブランドは14万以上で、150万点以上の商品が対象となる。16年の流通総額は、セール初日で1207億元(対前年比32%増)、100億元突破は6分58秒だった。今年はトータル金額でも前年をはるかに上回ることが予想される。
11月11日は「独身の日」あるいは「双11」と呼ばれ、アリババが09年に大規模なセールを始めたのが火付けとなり、今では京東(JD)など他のECサービス事業者もこぞってセールを行うなど、中国では商戦日として定着している。昨今は日本でもヤフーや楽天などが同様にこの日に照準を定めてセールやキャンペーンを打ち出すなど、世界的にEC業界の慣習となりつつある。
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