楽天とビックカメラ、新会社設立 「楽天ビック」提供へ 楽天市場内に出店する新サービス

» 2017年12月19日 11時38分 公開
[ITmedia]

 楽天とビックカメラは12月19日、合弁会社を設立し、2018年4月から家電を中心としたインターネット通販(EC)サービス「楽天ビック」を始めると発表した。「両社の強みを生かした利便性のいっそう高いインターネット通販サービスを提供すべく、このたび新会社を設立する」といい、同日付で基本合意書を締結した。

楽天とビックカメラが新会社を設立。「ビックカメラ楽天市場店」の基盤を引き継いだ新サービス「楽天ビック」を18年4月に開始予定

 楽天が運営するECサイト「楽天市場」に、「楽天ビック」として出店し、ビックカメラの商品を展開するとともに、連携した独自商品の開発も検討する。家電の設置工事依頼の受け付け、充実した配送サービス、「ビックカメラ」実店舗との連携、「楽天スーパーポイント」利用――などの提供も目指す。

 「効率的に購入したい」「迅速に配送してほしい」「設置を依頼したい」などのニーズを背景に、家電のインターネット通販の利用者数や利用額は拡大している。ビックカメラは自社ECサイト「ビックカメラ.com」や楽天市場内に「ビックカメラ楽天市場店」などを展開しているが、競合のヨドバシカメラからまだ大きく離されているのが現状だ。「ビックカメラ楽天市場店」の基盤を引き継いた新サービス「楽天ビック」でさらなるECの強化を狙う。

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