[東京 18日 ロイター] - 東芝<6502.T>は18日、元原発子会社で、昨年3月に米連邦破産法11条の適用を申請した米ウエスチングハウス(WH)関連資産の譲渡先を決定した、と発表した。
代位債権とその他債権は大手ヘッジファンド、バウポスト・グループ傘下のコンソーシアムであるヌークレアス・アクイジションに、株式はブルックフィールド・ビジネス・パートナーズ
代位債権とその他債権の譲渡は今月中を予定。
これにより売却益が約2400億円、税控除後で約1700億円発生する見通し。
東芝は当初、今年3月末の債務超過額は7500億円と見込んでおり、2期連続の債務超過で上場廃止になる恐れがあった。
ただ、昨年12月に約6000億円の資本増強を実施。加えて、WH親会社保証の一括処理による税負担軽減約2400億円と今回の譲渡で資本はさらに約4100億円改善する予定で、今年3月末の債務超過は回避できる見通しだ。
ブルックフィールドへの株式譲渡は3月末までの完了を目指す。
(志田義寧)
Copyright © Thomson Reuters
Special
PR注目記事ランキング