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» 2018年02月26日 11時00分 公開

和歌山発のバイクが1億円の“共感”を集めた理由キーワードは「地元」(3/3 ページ)

[加納由希絵,ITmedia]
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人材がどんどん集まる

 クラウドファンディングが大成功に終わり、脚光を浴びたglafit。クラウドファンディングを使ったことで、売り上げ以外にも得たものがあるという。

 それは「人」だと鳴海社長は話す。「大手バイクメーカー出身者など、これまでは考えられなかったような人材がどんどん集まってきています」。大手企業で経験を積んだ技術者が加わり、社内も活気づいている。なかには、東京から取材に訪れたことがきっかけで入社し、和歌山に移住したメディア出身者もいるという。

 「これまで取り組んできた中で、世の中にここまで気にしてもらえたのは初めて。やりがいとともに、責任も感じています」

 一方、クラウドファンディングを利用する上で注意する点も聞いた。それは、「支援者の認識に幅がある」ということだ。

 クラウドファンディングの手法が急激に広まったことで、現時点では新規ユーザーの割合が高くなっている。慣れていないユーザーの中には、クラウドファンディングに対する認識が不足しており、通常のネット通販と同じ感覚で購入する人がいる可能性もある。すぐに、確実に商品を届けられるわけではないため、認識の違いがトラブルに発展しかねない。「ネット通販の感覚の支援者もいるかもしれない、と頭に入れておいた方がいいかもしれません」と鳴海社長は話す。


 購入型クラウドファンディングで支持を集めるためには、商品力はもちろん、「共感ポイント」もあることが求められる。商品やサービスの「売り」は何か。それはどのような人々に、どのように受け取られるか。明確なメッセージを打ち出すことができれば、クラウドファンディングを効果的に活用できるかもしれない。

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