日本政府観光局(JNTO)は5月17日、2018年の訪日外国人数が4月を終えた段階で累計1051万9000人に達し、過去最速のペースで1000万人を突破したと発表した。春の魅力を訴求する訪日旅行プロモーションと、航空路線の拡大が増加につながったとしている。
18年の訪日客数は、1月は250万1409人(前年同月比9.0%増)、2月は250万9297人(23.3%増)、3月は260万7900人(18.2%増)と順調に推移した。4月の訪日客数は290万700人(12.5%増)で、単月として過去最高だった。
4月はJNTOなどのSNSを活用した情報発信が奏功し、中国からの訪日客が29.2%増の68万3400人と大きく伸びた。韓国からの訪日客も15.1%増の63万8500人に拡大した。
欧米からの旅行者も堅調に推移。特に伸び率が高かったのはロシアからの旅行者で、37.3%増の1万2400人に達した。ロシア発の航空路線が増便したほか、日本関連イベントを精力的に展開したことが奏功した。フランス(17.6%増の4万4000人)、イタリア(10.9%増の1万7800人)なども伸びていた。
JNTOは「訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変化している。今後も市場動向を綿密に分析しながら、プロモーションを進めていく」としている。
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