三井物産とヤフーは6月1日、需要と供給に応じてチケットなどを動的に価格調整する「ダイナミックプライシング」を手掛ける新会社「ダイナミックプラス」(東京都千代田区)を設立した。チケット最大手のぴあも資本参加する。
資本金は約10億円。新会社の出資比率は三井物産が62.6%、ヤフーが34.0%、ぴあが3.4%。
ダイナミックプライシングでは、ビッグデータを迅速に分析することで需要と供給の予測に基づいた価格設定を自動的に行う。収益向上も期待できるという。
三井物産は2017年から、ヤフーとは福岡ソフトバンクホークスと、ぴあとは東京ヤクルトスワローズと連携し、観戦チケットのダイナミックプライシングの実証実験を進めてきた。
その実績などを参考に、今後は新会社を通じてエンターテイメント分野だけではなく、ホテル、駐車場、物流などサービス型ビジネスを提供する業界に向けても事業を展開していく予定だ。
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