ソニーとソニーペイメントサービス、グリーンキャブなどのタクシー会社7社は5月31日、ソニーの人工知能(AI)技術を活用し、タクシー配車サービスを展開する準備会社「みんなのタクシー」を設立した。18年度中のサービス提供を目指す。
ソニーペイメントサービスによる発表
参加するタクシー会社はグリーンキャブのほか、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ、東都自動車、日の丸自動車の7社。東京都内を中心に計1万台を超えるタクシー車両を所有する。
新会社を通じ、AIによるタクシーの需要予測を活用し、顧客が必要な時に必要な台数のタクシーを用意できるよう会社の枠を超えた配車サービスを展開していく。
サービスはプラットフォーム化し、全国のタクシー事業者が利用できるようにする。1サービスの利用からパッケージまで柔軟な選択肢を用意し、利用しやすい形にすることで多くの事業者を呼び込みたい考えだ。
ソニーペイメントサービスは新会社に決済代行サービスを提供する。
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