6月18日の東京株式市場で、路線検索サービスを手掛ける駅探(東証マザーズ)の株価が急騰。午前9時31分に値幅制限の上限(ストップ高)となる前営業日比150円高(+20.8%)となる871円まで値を上げ、年初来高値を更新した。値上がり率は全市場で2位。
同社は15日の取引終了後、法人向けの交通費精算サービス「駅探BIZ」を7月にリリースすると発表。オフィスに設置したNFC(近距離無線通信)対応のスマートフォン・タブレットに「Suica」「PASMO」などの交通系ICカードをかざすだけで、カード内の乗車履歴を基に精算データを自動生成し、クラウド環境に転送する仕組みで、手入力に要する手間を大幅に削減できる点が特徴。
独自の乗車ルート解析技術を生かし、従業員の移動経路が適正であったかを判定する「運賃チェック機能」も備える。これにより、従業員が適正でないルートを移動して本来より高い交通費を請求し、管理職が気付かず承認してしまう――というケースを防ぐとしている。
交通費精算の手間を解消するだけでなく、「経路の妥当性を評価する」という独自性の高い機能を持つ同サービスに、市場は大きな期待を寄せているようだ。
駅探は「新規パートナー企業と協業して幅広い法人に『駅探BIZ』を導入し、日本の働き方改革を推進していく」とコメントしている。
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