「くさい!」を数値化 タニタ、“スメハラ”対策に「においチェッカー」体臭、加齢臭、柔軟剤も(2/2 ページ)

» 2018年06月18日 17時40分 公開
[加納由希絵ITmedia]
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自分のにおいには気付きにくい

 皮膚ガスを研究する東海大学の関根嘉香教授は、「人は近くにあるにおいに慣れることから、自分自身のにおいには気付きにくい」と指摘。また、30代後半から出てくる加齢臭や30〜40代の男性に多いミドル脂臭は、オフィスのような環境だと、25センチまで近づくとにおいが気になってしまうという。

 関根教授は、ストレスや疲れによって発生する「疲労臭」にも言及。アルコールやタバコだけでなく、運動不足や夜更かしなどもにおいの強さにつながるという。「まずは自分のにおいを知ることで正しい対策につなげてほしい」と話した。

photophoto においが気になる場所にセンサーを近づける

 タニタはこれまでに、口臭の強さを測定する「ブレスチェッカー」、呼気中のアルコール濃度を測定する「アルコールチェッカー」を展開。累計250万台を販売している。においチェッカーの投入によって、商品ラインアップを広げる。

 においチェッカーはオープン価格で、全国の家電量販店やインターネット通販などで販売する。センサー部分は2000回、または1年間使用可能だが、別売りのセンサーカートリッジでセンサー部分を交換すれば継続して使用できる。

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