大手キャリア3社など、大阪府全域でWi-Fiを無料開放 IDは「00000JAPAN」通信面から復旧支援

» 2018年06月18日 20時34分 公開
[ITmedia]

 無線LAN(Wi-Fi)の提供企業で構成される業界団体「無線LANビジネス推進連絡会」は6月18日、大阪府北部を震源地とする地震の発生を受け、災害時専用の無料公衆Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」を大阪府全域で無料開放したと発表した。

 2011年の東日本大震災で、Wi-Fiが被災地の復旧支援に有効だったことを踏まえた施策で、被災地の通信環境の確保が狙い。

photo 「無線LANビジネス推進連絡会」によるプレスリリース

 今回Wi-Fiを提供する加盟企業は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯電話事業者(キャリア)3社と、ブロードバンド企業のワイヤ・アンド・ワイヤレス。

 「docomo Wi-Fi」「au Wi-Fi SPOT」「ソフトバンクWi-Fiスポット」のサービスエリア内であれば、契約する通信会社を問わず、誰でも接続可能。スマートフォンやタブレット、PCのWi-Fi接続をオンにし、「00000JAPAN」を選択するだけで接続できる。対象エリアは、各社が公式Webサイトなどで告知している。

photo ソフトバンクによる発表

「DoSPOT」も無料開放

 このほか、NTTグループ2社も独自のWi-Fiサービスを無料で開放している。NTTメディアサプライは、「DoSPOT」を大阪府・京都府の全域で開放。エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームは「DoSPOT」のほか、「Osaka Free Wi-Fi」「NAMBA_Walk_Free_Wi-Fi」など10種類超を解放している。

photo エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームによる発表

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