レストランバスに手応えをつかんだWILLERはその後も、北海道、熊本、沖縄などで走行を繰り返し、知見をためていく。今年に入って京都でも走行したところ、想定以上に好評だったこともあって、この8月に定期運行をスタート。
レストランバスには老舗料亭をモチーフにした石造りの入口を設けたり、各席に行燈を置いたり、和のデザインをふんだんに取り入れた。料理は「lunch」と「dinner」コースを用意していて、京料理・泉仙の総料理長を務めた峪輝次(さこ・てるじ)氏監修による、本格的な懐石料理を提供している。
lunchコースは京都市内を回って、嵐山で自由散策。その後、東本願寺や京都タワーなどをめぐる。所要時間は約2時間30分で、価格は6800〜8200円(税込、以下同)。dinnerコースは西本願寺や二条城、平安神宮など京都を代表する神社仏閣を回って、清水寺で自由行動。その後、京都市役所や東本願寺などをめぐる。所要時間は約2時間30分で、価格は8600〜1万500円。また、各コースには観光ガイドが同行してくれるので、京都のことを詳しくない人でも心強い味方になってくれるだろう。
定期運行からまだ1カ月ほどしか経っていないが、どんな人が乗車しているのだろか。「新潟の場合は県内の人が多かったのですが、京都の場合は、大阪、兵庫、滋賀など、関西に住まれている人の利用が多いですね。また、外国人観光客の利用も増えています」(清家さん)とのこと。
東京で「フードトラック」が、どんどん増えている秘密
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
カプセルホテルに似たホテルが、地方を再生させるかもしれない
コオロギを食べ続けて、どんなことが分かってきたのか
香港に行く日本人が増えている、ちょっと意外な理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング