ブロックチェーン(分散型取引台帳)を活用したバンキングサービスを提供するドイツのフィンテック企業Bitwala(ビットワラ)は11月から、同じ銀行口座で法定通貨(ユーロ)とビットコインを管理できるサービスを提供する。
預金残高が10万ユーロ以下の場合はドイツの預金保護制度が適用されるほか、同国の金融監督機関BaFinとドイツ連邦銀行(Bundesbank)がサービスを監督し、安全面を担保する。
CCNの報道によると、既に3万人が同サービスに登録しているという。さらに、ヨーロッパ最大級のベンチャーキャピタルである独Earlybird Venture Capitalも同サービスに期待しており、400万ユーロを出資したと報じている。
同サービスを活用して開いた口座は、給与の受け取りや家賃の支払いなど、従来の銀行口座と同じく多様な用途に利用できるため、多くの支持を集めているとのことだ。
Bitwalaは2015年創業。3年間で計8万人のユーザーに対し、計1億ユーロに上る取引を処理した実績を持つ。
CCNはこの実績を「Bitwalaのブロックチェーンシステムが堅牢であり、資金をグローバル規模で効率よく取引できることを示している」と高評価している。
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