冬スイーツの“女王” 「雪苺娘」が20年以上愛されるワケヒットの理由を解剖(4/4 ページ)

» 2019年02月11日 06時00分 公開
[昆清徳ITmedia]
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トレンドを盛り込みながら新商品を開発

 過去にチョコバナナ、ブルーベリーレアチーズといった限定商品を発売してきた雪苺娘だが、毎年、新しい試みを続けている。例えば、19年2月1日〜3月31日限定で、桜葉入りこしあんを使用した雪苺娘を発売する。マーケティングを担当する越智氏は「訪日外国人観光客のなかで、『サクラノミクス』がトレンドワードになっています。あんこの中に季節感を盛り込んだ商品です。こういったように、その年ならではの商品を毎年出しています」と解説する。また、「2月5日からコンビニ限定でチョコ味の雪苺娘を販売しています。一部の店舗でしか買えない商品を出したり、販売期間を通常の雪苺娘より短くしたりして、プレミアム感を出すようにしています」(越智氏)

 求肥、いちご、クリーム、スポンジと組み合わせ自体は非常にシンプルだが、ロングセラーとなった雪苺娘。「印象に残るネーミング」「日本人に支持されやすい具材」「絶妙な味のバランス」といったあたりが、長く愛される秘密なのかもしれない。

photo 雪娘(チョコバナナ) 現在は発売していない
photo 雪娘(ブルーベリーチーズ) 現在は発売していない
photo 雪娘(マンゴー) 現在は発売していない
photo 桃小町 現在は発売していない
photo コンビニ向けに発売する紅白の雪苺娘
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