メディアで紹介される沖縄の“有名店”、地元の人は実は知らない? ローカルと観光客の分岐点(2/4 ページ)

» 2019年09月09日 12時30分 公開
[沖縄タイムス+プラス]
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看板がメッセージ

 浦添市の男性(34)は「看板のメッセージを読み取って判断しているんじゃないですか」と話します。

 「中国語やあぐーの文字があれば、観光客向けだと分かりますよね。外観に沖縄っぽさを演出している赤瓦、シーサーもそう。歩いて目に入る『海ぶどうあります』『芸能人も来ました』という文字も判断する理由だと思いますよ。あぐーや海ぶどうって普段は食べないですもん」。

海ぶどう(cOCVB)

地元のことは調べない

 南風原町の20代女性は「旅行先ではインスタでおいしそうなお店を探すけど、地元にいるときは知ってる店に行きます。地元で新しいお店に行くなら食べログで調べます。レビューがないお店は不安で、逆にオシャレなお店は入りにくいと感じます」

「国際通りは観光地」

 那覇市内の高校に通う女性(16)は「観光地には用がないので行きませんね。国際通りにもそもそも行ったことがない」ときっぱり。「那覇新都心のメインプレイスに行くくらいです」

 沖縄県出身の36歳女性も「国際通りは魅力がないように感じますね。お土産屋さんとドラッグストアばかりで専門店がないですもん。前は洋服屋さん、写真屋さんもありましたけど、今は地元のお店は全部なくなってしまいましたね」と話します。

国際通り((C)OCVB)

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