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» 2020年04月02日 16時20分 公開

消費者行動データで分析:東京都知事の外出自粛要請は本当に効いたか――ビッグデータから意外な結果判明 (1/2)

3月最後の土日に出された都知事の外出自粛要請。実際にどの程度効果はあったか。消費者行動のビッグデータで分析した。

[服部良祐,ITmedia]

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子・東京都知事は3月最後の週末である28・29日での外出自粛、及び隣接する4県からの移動自粛を要請した。アプリを使った消費者の移動データ分析などを手掛けるunerry(東京・千代田)が実際に人の流れのビッグデータを解析したところ、隣県から東京への流入が半数近く抑えられたという結果が出た。

photo 東京都知事による3月末の外出自粛要請の効果は?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

4県から東京都への流入、約4割減

 調査はアプリを通してユーザーの移動履歴などを収集できるプラットフォーム「Beacon Bank」を使い、1日当たり100万人規模の移動データから分析。ビッグデータから毎週末(土日)の人の流れを算出した。

 まず、3月28・29日における東京都への隣接する4県からの流入数を前週分と比較した。神奈川の48.1%減を筆頭に、埼玉は44.5%、千葉42.5%、山梨の34.3%減と、いずれも自粛要請を受けて40%前後も移動人数が減る結果となった。

photo 外出自粛要請が出た3月28・29日の東京都への隣接4県からの流入減少率(前週比、unerry調査)
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