クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

トヨタの新型「ハリアー」 障子のような光が差し込む“上質空間”とは?6月ごろ発売予定(1/2 ページ)

» 2020年04月14日 11時05分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は4月13日、スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型「ハリアー」を6月ごろに発売すると発表した。「都市型SUV」の人気を高めたモデルを一新することで、“質感”を重視する幅広い層の獲得を目指す。

トヨタの新型「ハリアー」(プロトタイプ)

 ハリアーの初代モデルは1997年に発売。都市部での使用を前提としたファッション性の高いSUVとして、幅広いユーザーを取り込んできた。今回のフルモデルチェンジで4代目となる。

初代(1997年)、2代目(2003年)、3代目(2013年)「ハリアー」(クリックで拡大)

 今回の改良では「実用性や数値一辺倒ではない、人の心を優雅に満たしてくれるただひとつの存在」(同社)を目指した。クーペフォルムを強調した外観や居心地の良い室内空間に注力している。

 外観のデザインは“流麗”さを強調。フロントは、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性で、精悍(せいかん)な表情に仕上げた。また、二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプによって、遠くからでも新型ハリアーだと分かるような個性を持たせている。リアビューは、細く、横一文字に光るテールランプとストップランプで存在感を際立たせた。

新型「ハリアー」のフロントビュー(プロトタイプ、以下同)
新型「ハリアー」のリアビュー
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