クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

トヨタの新型「ハリアー」 障子のような光が差し込む“上質空間”とは?6月ごろ発売予定(2/2 ページ)

» 2020年04月14日 11時05分 公開
[ITmedia]
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障子越しのような柔らかい光が差し込む室内

 インテリアは、馬の鞍をイメージした幅の広いセンターコンソールが目立つ。それを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせによって“たくましさ”を強調した。室内には、厚革を曲げることでできる自然なシルエットをイメージしたレザー調素材や、「曲木(まげき)」から着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に施している。また、調光ガラスを用いた「電動シェード付パノラマルーフ」をトヨタとして初採用。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込むという。

新型「ハリアー」のインテリア
新型ハリアーの「電動シェード付パノラマルーフ」(シェードオープン、調光状態)

 プラットフォームには、新世代型のTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、ボディーの高剛性化・低重心化を図った。また、TNGAによって一新した最新のダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTを搭載している。ハイブリッド車には、新たに2WD車を設定し選択肢を広げた。

 その他の装備としては、「デジタルインナーミラー」をトヨタとして初採用。走行中の前後方向の映像を録画することができる。また、ハイブリッド車にはアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)を設定。家庭用と同じコンセントを通じて電化製品などを使用できることに加えて、停電などの非常時には発電機として使用できる。

 メーカー希望小売価格はまだ公開していない。

新型ハリアーの「デジタルインナーミラー」
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