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» 2020年04月27日 15時00分 公開

家計簿データで分析:スーパーの「密」、休日午前11時台が最悪か――コロナ拡大前より来店数増 (1/2)

スーパーの来店数、休日午前11時台が最多に。コロナ受けた9都道府県のデータで判明。「3密」回避のため来店時間帯をずらす必要が。

[ITmedia]

 新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、スーパーの混雑が懸念されている。休業要請の対象外のため食品などを買う人が殺到しているためだ。政府が必要に応じた店への入場制限要請を各知事に求めたほか、小池百合子・東京都知事が「都民の買い物は3日に1回で」と呼び掛けた。

 実際、家計簿サービスのZaimが消費者の購買行動を分析したところ、特に休日の午前11時台にとびぬけて来店者が集中することが判明した。この時間帯はコロナ拡大前よりも多い程で、感染拡大につながるとされる「3密」(密集・密閉・密接)回避のため、分散しての来店が求められる。

photo スーパーの「密」、どう解消?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

コロナ拡大前より全体では減少したが……

 調査はZaim(東京・港)が、同サービスのユーザーのうち約10万人のデータを元に分析。家計簿サービス上の購買データを元に、スーパーなどの来店数を指数化した。対象は緊急事態宣言が先に出た7都府県(東京・大阪・神奈川・千葉・埼玉・福岡・兵庫)に加え、愛知県と北海道在住のユーザー。

 感染拡大が深刻化する前の1月18日〜2月14日を「平時」、外出自粛がうたわれていたものの緊急事態宣言が出されていなかった3月21日〜4月4日を「緊急事態宣言前」、7都府県で宣言が出された後の4月8日〜22日は「緊急事態宣言後」と規定。各期間の来店数(実数でなく指数化)を比較した。

 まず、スーパーの来店者数はコロナ拡大前の「平時」に比べ、「緊急事態宣言後」では全体で9%減少していた。特に平日では、緊急事態宣言を受けて来店数は一定の減少が見られた。

photo コロナを受けたスーパーの利用者指数の推移(Zaimが家計簿サービスデータから分析。初期値を100として算出)
photo コロナを受けたスーパーの平日の時間帯別利用者指数推移(Zaimが家計簿サービスデータから分析。初期値を100として算出)

 一方、土日祝日においては、宣言前(3月21日〜4月4日)に比べ宣言後に来店者数がおおむね増加してしまっていることも明らかになった。

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