「海外旅行が中止になって……」GW自粛下の那覇空港 それでも沖縄に

» 2020年04月30日 08時54分 公開
[沖縄タイムス+プラス]
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 ゴールデンウイーク(GW)が始まり初の祝日を迎えた29日、那覇空港到着ロビーには例年のような行楽ムードはなく、出張や帰省の個人客がまばらに現れては足早に去って行った。沖縄県の玉城デニー知事が来県自粛を呼び掛ける中、一部観光で訪れた人はいたものの、晴れない表情でキャリーケースを引く様子がみられた。

ゴールデンウイーク期間に入り閑散とした国内線到着ロビー=29日午前10時25分、那覇空港

 午前10時すぎの便で東京から来た整形外科医の男性(35)は「うるま市の病院から応援を頼まれたので」と出張来県。

 妻が里帰り出産し東京から駆けつけた男性(36)は「昨日産まれたと連絡があって。病院に直行します」と急いで空港を後にした。

 サイパン旅行を計画していたが新型コロナウイルスの関係で渡航できず、行き先を石垣島に変更したがそれも欠航となった。男性(24)は「一連のキャンセル料金が十数万になってもうばからしくて」。4泊の予定を1泊に短縮し「沖縄の海をみながらドライブして、あしたには戻って都内で過ごす」と話した。

 ほかにも「別荘の手入れをしにきた」と話す大阪からの50代男性や、ゴルフバッグを持った観光客もいた。

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