「CEATEC 2020」オンライン開催に変更 幕張メッセ開催は中止ニューノーマルをテーマに

» 2020年05月25日 16時41分 公開
[ITmedia]

 10月に開催が予定されているITやデジタル家電の展示会「CEATEC 2020」について、業界団体で構成する実施協議会は5月25日、幕張メッセ(千葉市)での通常開催を中止し、オンラインで開催すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が世界で広がっていることから、来場者や出展者の安全を考慮して決定した。

総合展示会「CEATEC 2020」は幕張メッセではなく、オンラインでの開催となる(写真は、16年10月の「CEATEC JAPAN2016」の様子)

 20年の展示会は、「CEATEC 2020 ONLINE(シーテック2020オンライン)」という名称で開催。会期は当初の予定と同じ10月20〜23日だが、それ以降もオンデマンドで展開する予定。詳細については、6月以降に順次発表する。

 スローガンを「CEATEC - Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)」とし、これまで実施してきた総合展示会とは異なる、新たな取り組みを実施。オンラインならではの企画を展開する予定だという。

「CEATEC 2020」の会場は、CEATECの公式サイトとなる

 CEATEC実施協議会エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は、オンライン開催について「ニューノーマルを考え共創していくための場と位置付け、2030年の社会を動かす人たちのための、これまでにはない場を作り上げたい」とコメントしている。

 CEATECは今年で21回目。20年間、幕張メッセで開催してきた。19年10月の「CEATEC 2019」では、787の企業や団体が出展し、登録来場者数は14万4491人だった。

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